磐梯町長選終盤の情勢
東日本大震災に伴う臨時特例で春の統一地方選での実施が延期となった磐梯町長選は26日の投票まであと2日に迫った。一騎打ちの展開で、各候補とも支持の拡大に懸命だ。
1991(平成3)年以来、20年ぶりの選挙戦。現職で3選を目指す五十嵐源市氏(61)=無所属=と、新人で元町農業委員会長の足利忠江氏(61)=同=が激しい選挙戦を繰り広げている。
五十嵐候補は2期8年の実績を訴えるとともに「対話によるまちづくり」を強調。3期目にして初の実戦となるが、現職としての知名度を生かし、後援会組織をフル稼働させて支持拡大を図っている。
足利候補は「信頼と思いやり」を掲げ、公正な町政や財政健全化などをアピール。2月の立候補表明以来、「町政刷新」を有権者に訴えており、現体制の課題を指摘しながら、批判票の取り込みを目指す。
町政のかじ取り役を決める20年ぶりの選挙戦に、町民の関心も高い。町議選と同日選となっており、両陣営とも投票率は90%前後と予想している。
(2011年6月24日 福島民友ニュース)
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