県議選、年内実施へ 日程、9月にも決定
県選挙管理委員会は25日までに、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で延期された県議選について、年内に選挙を実施する方向で最終調整に入った。9月上旬にも具体的な日程を決定する。県選管は県議選と同様に首長選、または議員選が延期されている相馬、広野、川内、大熊、双葉、葛尾、新地、川俣の8市町村のほか、震災被害が甚大だったいわき、田村、南相馬、楢葉、富岡、浪江、飯舘の7市町村など関係市町村選管の意向を踏まえ、最終判断する見通し。
県議選は4月の統一地方選で実施される予定だったが、震災と原発事故の影響で延期。当初、延期期限は特例法で9月22日とされたが、地元自治体から有権者の把握などを理由に実施困難との意見が多く、12月31日までに再延期された経緯がある。しかし、国は再々延期については強い難色を示している。年内に県議選が実施される場合、選挙事務の効率性などの観点から、他の延期されている市町村の首長選、議員選と同日選で行われる公算が大きい。
(2011年8月26日 福島民友ニュース)
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