引退議員票行方が鍵 郡山市議選
東日本大震災の臨時特例で春の統一地方選での実施が延期された郡山市議選(定数40)は終盤に入り、現職29人、元職1人、新人13人の計43人が4日の投票日に向け、懸命の選挙戦を繰り広げている。
市内各地で地盤が重なる候補者が多く混戦模様。県議選出馬を表明した2人を含む11人の引退議員票の取り込みや、大票田の中心市街地などからいかに票の上積みを図るかがポイントとみられる。
震災や東京電力福島第1原発事故の影響から、市民の関心は低調に推移。各陣営からは7月下旬に行われた福島、8月上旬の会津若松の両市議選と同様に投票率の低下を懸念する声が聞かれ、前回56.87%だった投票率について「50%を下回るのではないか」との見方も出ている。当選ラインを2000から2100票と読む陣営が多いが、「投票率次第では当落のボーダーラインは2千票を割り込むのでは」との声もある。
(2011年9月2日 福島民友ニュース)
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