浮動票取り込み必死 須賀川市議選
東日本大震災の臨時特例で春の統一地方選での実施が延期された須賀川市議選(定数28)は4日の投票まで残り2日に迫り、各陣営が終盤戦で精力的に選挙活動を展開、舌戦に熱を上げている。
今回の選挙戦は現職23人、新人が前回の3人から倍以上となる8人、元職1人が立候補しており、混戦の終盤情勢となっている。地区別に見ると市街地一帯の「旧市内」と呼ばれる大票田の須賀川地区の立候補者が新人4人を含む9人。住宅地が多く同地区に次ぐ大票田の西袋地区も新人2人を含む5人が立候補しており、各陣営が地元の票集めにしのぎを削っている。
前回の投票率は71.16%。既に終了したほかの市議選でも総じて投票率が低下していることから、投票率にも関心が集まる。各陣営とも地元以外での支持獲得や浮動票の取り込みが当落の鍵を握ると見ており、最終盤の議席争いは激戦が予想される。
(2011年9月2日 福島民友ニュース)
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