被災選管、仮設からバス運行など準備へ異例ずくめ
有権者が全国に散らばり避難している被災地では、11月20日に投票が行われる県議選と議員・首長選に向け各選管が準備に追われている。投票率の維持に向け、仮設住宅と投票所を結ぶバスを運行したり、複数の自治体に投票所を設置するなど異例の事態となっている。
相馬市は11月10日告示の県議選と同13日告示の市議選のダブル選挙となる。同市選管は市議選の期日前投票がスタートする14日から19日まで市内の各応急仮設住宅と市役所の期日前投票所を結ぶバスを運行。投票日の20日には仮設住宅と沿岸部の各投票所を結ぶバスを運行し、投票率アップに取り組む。被災を理由に投票できない事態を避けるための措置。期日前投票用バスは各仮設住宅から1日3〜5便、投票日のバスは2便ずつ運行される。
(2011年10月26日 福島民友ニュース)
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