8市町村議選の投票率下がる 双葉郡の5町村を中心に
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い、4月の統一地方選などの実施から延期され、20日に投開票が行われた8市町村議選の投票率は、原発事故で避難区域に指定された双葉郡の5町村を中心にいずれも投票率が低下、多くの有権者が県内外に避難する「被災選挙」の難しさを裏付けた。
双葉郡5町村の投票率では、最も低下が著しかったのが埼玉県加須市に行政機能を移転した双葉町で、前回より17.87ポイント低い63.65%。次いで広野町が前回の88.03%より12.69ポイント下がり75.34%となるなど10ポイント以上低下した。
このほかの市町村では、山木屋地区が計画的避難区域となっている川俣町が69.89%で前回比7.35ポイント低下した。
(2011年11月21日 福島民友ニュース)
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