5区「自民分裂はない」 吉野氏処遇で近く判断
6自民党県連の平出孝朗幹事長は15日、党本部で党三役クラスと会い、次期衆院選福島5区について、候補予定者となる選挙区支部長がいる中、同選挙区への立候補を表明している現職吉野正芳氏(64)=比例東北=の処遇を協議した。平出幹事長によると、党本部側は「数日中に結論を出す」と説明し、判断を急ぐ考えを示した。
県連は同日の役員会で週明けの19日に選対委員会、総務会を開き、衆院選の各区の候補者を確認し党本部に公認申請を行う方針。吉野氏の処遇について対応を一任している党本部の対応状況を聞いた。県連によると、党本部側とは「同じ選挙区で自民党から2人が出馬することはない」との認識で一致した。県連は19日までに吉野氏の処遇について判断が示されるとみている。
福島5区について自民は、選挙区支部長の元職坂本剛二氏(68)を立候補予定者としている。ただ、前回総選挙でコスタリカ方式の解消により福島3区に国替えし、比例東北で復活当選した吉野氏も同選挙区からの立候補に強い意欲を示している。平出幹事長は「党本部に調整を一任しているが、5区で自民党が分裂して戦うことはあり得ない」と話した。
(2012年11月16日 福島民友衆院選ニュース)
|