渡部氏が出馬辞退 民主・福島1区
衆院選に向け民主党本部と党県連が福島1区に擁立を目指していた比例東北前職の渡部一夫氏(64)は20日、出馬しない意思を固め、党本部と県連に伝えた。
渡部氏は福島民友新聞社の取材に対し「(1区は)数万人が避難している現状で、小選挙区制度では被災地の思いは届きにくい。比例区での特例措置をお願いしていたが、党本部から『原則は曲げられない』と回答があり、断念した」と述べた。特例を求めた理由については「原発被災地の復旧・復興に対する党の覚悟と本気度を示していただきたかった」とした。
県連から人選を一任されている増子輝彦代表は「1区の候補者擁立に全力を挙げる」と擁立を急ぐ考えを強調した。
(2012年11月21日 福島民友衆院選ニュース)
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