「復興枠」前向き検討 自民の比例東北で党本部
東京の自民党本部で平出孝朗県連幹事長と河村建夫党選対局長とが会った26日の会談で、党本部側は、県連が強く求めた衆院選比例東北ブロックで本県関係者を優遇する「原子力事故復興枠」の設置について前向きに検討していることを県連側に伝えた。
県連は、福島5区に同選挙区支部長の元職坂本剛二氏(68)を公認申請し、比例東北前職の吉野正芳氏(64)については復興枠で処遇するよう党本部に要請している。
会談後、平出幹事長は復興枠について「安倍晋三総裁、石破茂幹事長ともに県連の認識を共有していると感じた」と党本部の検討状況を評価した。
平出幹事長は会談で河村選対局長に対し、県連が再三求めた5区公認候補の早期決定について、党本部側が回答を出さない現状に強い懸念を示した。平出幹事長は報道陣に「復興が最も必要な福島5区の候補者が決まらないことは、自民党の不信感につながりかねないと伝えた」と語った。
(2012年11月27日 福島民友衆院選ニュース)
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