衆院選、自民5区は坂本氏 民主4区擁立断念へ
12月4日公示―同16日投開票の衆院選で、自民党は27日、福島5区について、選挙区支部長で元職の坂本剛二氏(68)を公認候補とすることを決定した。同選挙区からの立候補を表明した比例東北前職の吉野正芳氏(64)は比例東北に単独で擁立する方針。党本部が同日、坂本、吉野両氏の処遇について県連に伝えた。
民主党福島4区総支部が衆院選福島4区の候補者擁立を断念する方向で調整に入ったことが27日、分かった。同総支部は最終期限を28日に設定しているが、幹部の1人は「(27日時点で)候補者擁立の可能性は1割にも満たない」とし、28日にも擁立断念を正式決定するもよう。本県唯一の空白区となり、政権政党の民主が候補者を擁立できないまま、戦わずして議席を明け渡す可能性が高まった。
同総支部の県議は27日も引き続き福島市などに集まり、擁立を模索したが、結論に至らなかった。公示までの時間的な問題などを踏まえ、断念の方向が強まったとみられる。
(2012年11月28日 福島民友衆院選ニュース)
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