吉野氏、比例単独受諾へ ブロック、順位の提示なく
衆院選で自民党本部から比例代表単独候補の立候補を打診された、比例東北前職の吉野正芳氏(64)は28日、党本部の意向を受け入れ、表明していた福島5区からの立候補を断念する考えを示した。同日、いわき市で開いた連合後援会役員会の終了後、吉野氏は福島民友新聞社の取材に対し「党本部の決定に従う」と述べた。
吉野氏は29日にも受諾の意向を党本部と県連に伝える。
吉野氏の処遇について、党本部は比例単独候補であることを示したのみで、比例のブロック名や記載順位など具体的な処遇を明らかにしていない。県連は、比例ブロックに「原発事故災害復興枠」を設置した上で吉野氏を上位記載するよう求めている。こうした状況について、吉野氏は「(比例ブロック名や記載順位は)分からない。党本部と信頼関係でやっているので任せるしかない」と話し、党本部に一任する姿勢を強調した。
(2012年11月29日 福島民友衆院選ニュース)
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