坂本、吉田泉氏の互角続く 5区、終盤まで激しく攻防
16日投票の衆院選で、福島民友新聞社は11〜13日の3日間、読売新聞社と共同で世論調査を行い、県内屈指の激戦区となった福島5区に絞り、本社取材網の情報を加味して情勢を探った。序盤から横一線の激戦を展開してきた自民党元職の坂本剛二と民主党前職の吉田泉は依然、互角の戦いを演じており、終盤まで激しい票の奪い合いとなっている。ただ、3割の有権者が投票する候補を決めておらず、最終盤の攻防が明暗を分ける見通しだ。(敬称略)
坂本は自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、無党派層への浸透を急ぐ。世代別では、30代を除き幅広い世代で支持を得る。職業別では商工自営、給与所得者などに浸透する。
吉田泉は民主支持層の8割を固め、日本未来の党支持層からも一定の支持を得ている。世代別では30代、60代に浸透し、職業別では専業主婦、給与所得者層から高い支持を集めている。
日本維新の会元職の宇佐美登は、維新支持層の7割を固め、無党派や20代、30代から高く支持されているものの、二大政党に割って入る形にはなっていない。
共産党新人の吉田英策は共産支持層の7割を固め、みんなの党新人の菅本和雅はみんな支持層の7割に浸透、未来新人の松本喜一は未来支持層の6割から支持を得ているが、それぞれ伸び悩む。
(2012年12月14日 福島民友衆院選ニュース)
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