開票作業を行う職員＝１６日、福島市・福島体育館

　１６日投開票の衆院選で、福島市の投票率は小選挙区、比例代表とも５７．４１％（男性５８．８０％、女性５６．１５％）となり、前回の７２．８０％を大幅に下回り、戦後最低となった。市選管の担当者は「考えていた以上に低い。広報活動も今まで以上に力を入れていたのだが…」と話し、伸びない投票率に頭を抱えた。
　開票作業は同日午後８時から、同市の福島体育館で行われ、市職員４１７人が作業に当たった。小選挙区は、ほぼ想定通りに進み午後１１時１５分に開票を終えたが、比例代表は有効票の中に無効票が交ざるトラブルのために、想定より約１時間５０分遅れ、開票終了は１７日午前１時２０分だった。市選管は「時間は遅れてしまったが、選挙の公平公正は保たれた。しかし、なぜ交ざってしまったのか、きちんと把握しなければいけない」と検証する考えを示した。
（２０１２年１２月１８日　福島民友衆院選ニュース）