復興課題「引き継ぐ」 復興相、新政権施策継承の見方
平野達男復興相は18日の閣議後会見で、震災以降民主党政権が進めてきた復興策について「主要な部分は国会質疑などで(各党が)認識を共有している」と述べ、各施策が26日にも発足する見通しの自民党中心の新政権に継承されるとの見方を示した上で、復興課題の引き継ぎについて「問題点も含めてしっかり引き継ぎたい」との意向を示した。特に問題点については「(各種基金の積み増しなど主要政策の)必要性などは認識は変わらない。やろうとしたことがどこまでできて、どこができなかったという点まで引き継ぐ」と述べ、きめ細かな引き継ぎの実施に言及した。
衆院選で復興庁の政務三役全員が選挙区で落選したことについては「復興は争点になったと思う。批判があれば真摯(しんし)に受け止めなければならない」とし、「(自民政権の)新しい体制で正すべきは正してほしい」と述べた。
(2012年12月19日 福島民友衆院選ニュース)
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