minyu-net

ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
復興ふくしま衆院選(第46回衆議院議員選挙)
  衆院選ニュースTOP
【 本県当選者“喜びの一声” 】
 自民が大勝した12月16日投開票の衆院選。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故の影響に今なお直面する県内有権者の多くも「自民復権」を選択した。前回落選、雪辱を期した亀岡偉民さん(1区)根本匠さん(2区)坂本剛二さん(5区)の自民元職3人が満願成就を果たし、会津若松市長から転身した菅家一郎さん(4区)は初当選を飾った。一方、「民主逆風」の中、現職外相の玄葉光一郎さん(3区)は貫禄の7選を果たし、民主の牙城を死守した。
  ☆ 福島1区・亀岡偉民さん(自民元)
亀岡さん、返り咲き 「政治に信頼」誓う

石原さん、返り咲き 「政治に信頼」誓う

早々と当選を決め、花束を掲げる亀岡さん=16日午後8時10分、福島市

 「やったぞ、当選だ」。亀岡偉民さん(57)の福島市の選挙事務所では、早々と「当選確実」の報が伝えられ、吉報を今や遅しと待ち望んだ支持者らの歓声と拍手が響き渡った。亀岡さんは祝福に駆け付けた支持者らと肩をたたき合い、喜びを分かち合った。
 前回の敗戦を糧に、地道に政治活動を続けてきた亀岡さん。震災時には支援活動を精力的に展開したが、遅々として進まない復旧、復興に国政の場にいないもどかしさを感じ続けた。国政復帰を目指す選挙戦で亀岡さんは、選挙区内をくまなく歩き、本県復興と政権奪還を訴えた。優勢が伝えられても最後まで気の抜けないのが選挙戦。返り咲きの喜びはひとしおだ。
 被災地の支援活動を通じ震災、原発事故の被災者の苦しみを肌で感じ取った。「政治に信頼を取り戻す。復興と原発で困っている人を助ける」と語った。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 福島2区・根本匠さん(自民元)
根本さん、国政復帰 6回目登板、気持ち新た

根本さん、国政復帰 6回目登板、気持ち新た

当選を祝う乾杯で笑顔を見せる根本さん=16日午後8時15分、郡山市

 政策通で知られるベテラン根本匠さん(61)の郡山市の事務所は、6期目の国政返り咲きを祝う歓喜の声があふれた。「民主の風」が席巻した前回の落選から3年4カ月。捲土(けんど)重来を期した選挙で、待ち望んだ「当選確実」の報。根本さんは「皆さんと私の信頼、絆の勝利」と苦難を共にした支持者に感謝した。さらに「いよいよ私の政治生活が再スタートします。今、仕事がやりたくてたまりません」と早くも国政に向け、意欲をみなぎらせた。
 長い浪人生活で根本さんは初心に帰り、選挙区内をくまなく回って地元の声にひたすら耳を傾けた。5期16年の実績を持つ自分ならと「明るい古里の復興、強い日本の再建、本物の政治の復活」を訴えた。
 次々と詰め掛ける支持者に囲まれ、「バンザイ」の連呼が響くと、6回目の国政登板に気持ちを新たにした。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 福島3区・玄葉光一郎さん(民主前)
玄葉さん、貫禄7選 地元入り4日間、支持者結束

玄葉さん、貫禄7選 地元入り4日間、支持者結束

乾杯で支持者らと7選を喜び合う玄葉さん
=16日午後8時30分、須賀川市

 玄葉光一郎さん(48)の須賀川市の事務所では、開票開始から間もなく「当選確実」の一報が流れると、集まった選対本部関係者や支持者から歓声が上がり、大きな拍手で7回目の当選を喜んだ。
 政権選択の波に乗った前回と異なり、民主への強い逆風が吹く厳しい選挙戦。外相としての公務や党立候補者応援のため、公示後12日間のうち選挙区入りできたのは4日間だけ。後援会を中心に支持者が結束し、民主の牙城を守った。
 当選が確実になり、玄葉さんが事務所に到着すると、支持者が大きな拍手で出迎えた。万歳三唱で歓喜の熱気に包まれる中、玄葉さんは、候補者不在の選挙を戦い抜いてくれた支持者や関係者たちに感謝。「福島の復興の最前線に立ちたい。現地、現場にできる限り出向いて課題解決に当たっていきたい」と再出発に決意を示した。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 福島4区・菅家一郎さん(自民新)
菅家さん、悲願達成 会津から“新しい風”

菅家さん、悲願達成 会津から“新しい風”

初当選を果たし、支持者らと共に万歳する菅家さんと妻の美穂さん=16日午後8時35分、会津若松市

 「当選確実」。会津若松市の菅家一郎さん(57)の事務所に一報が入ると、集まった支持者から「やったぞ」と歓声が沸き上がった。小選挙区制となった1996(平成8)年以降、4区で初めて自民党の議席を獲得。悲願達成に関係者は喜びを爆発させた。
 興奮に包まれた事務所に菅家さんが姿を現すと、割れんばかりの歓声と拍手。菅家さんは「ありがとう」と支持者とがっちり握手を交わし「市長の経験を生かし、全力で復興に当たる」と述べ、笑顔の万歳で勝利を喜んだ。
 昨夏の市長退任後、会津の旧市町村単位に後援会組織をつくり地域を回って住民の声に耳を傾け、地域を取り巻く課題も肌で感じてきた。「(国会議員の)バッジを付けたいのではない。苦しんでいる人たちを救いたいんだ」。政治家を目指した初心を胸に、国会に会津からの新風を送り込む。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 福島5区・坂本剛二さん(自民元)、比例中国・吉野正芳さん(自民前)
坂本、吉野さん“歓喜” 壇上で固い握手

坂本、吉野さん“歓喜” 壇上で固い握手

万歳で当選を喜ぶ坂本さん(右)と吉野さん=16日午後10時45分、いわき市

 3年4カ月ぶりに国政に返り咲いた坂本剛二さん(68)。通算7期目となるベテランの再登板が決まる「当選確実」の知らせに、いわき市の事務所に陣取った支持者たちは歓喜に沸いた。比例中国ブロックで5回目の当選を飾った同じ自民党の吉野正芳さん(64)も駆け付け、候補者調整の当事者となった2人は壇上に上がって固い握手を交わし、喜びを分かち合った。
 短期決戦への懸念を抱きながら臨んだ坂本さんの選挙戦。復興施策の加速、経済活性、新エネルギー開発の3本柱を訴えた。原発事故で故郷を追われた被災者に会うため、移動による時間ロスも恐れず会津や県北、県中地域などに積極的に足を運び、仮設住宅の避難者たちと直接会って確かな復興の歩みを約束してきた。事務所に姿を見せた坂本さんは支持者と握手を交わし「皆さんの力で当選できた。この国の復興を福島から成し遂げる」と誓った。
 いわき市の吉野さんの事務所では、地元から遠く離れた比例での当選にも、支持者が「よしやった。また頼むぞ」と喜び、地元復興への思いを託した。
 坂本さんの演説会でも応援弁士として熱弁を振るい、再生への決意を示した。「被災地の声を国会に届け、解決するのが私の役割」。本県のために国政に立つことを強調した。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 比例東北・小熊慎司さん(維新新)
小熊さんに“維新の風” 東北で初の議席獲得

小熊さんに“維新の風” 東北で初の議席獲得

比例東北で復活当選を果たし、笑顔で応える小熊さん=16日午後9時5分、会津若松市

 4区では有権者の厳しい審判を受けたが、比例東北で「復活当選」が速報されると、日本維新の会東北初の議席を獲得した小熊慎司さん(44)の挑戦をたたえる拍手と歓声が、会津若松市の事務所を包み込んだ。
 本県復興を一日でも早く進めるには「統治機構改革しかない」と心に誓い、橋下徹大阪市長と共に“維新の風”を東北でも巻き起こした。維新入党に批判もある中、参院議員からくら替えしてまで臨んだ2回目の衆院挑戦。多くの支援に感謝し、小熊さんは妻則子さんと深々と頭を下げた。
 比例名簿で1位に入ったが、「小選挙区で勝ってこそ」と若さを前面に出し地域をくまなく回った。雪や雨が降る中での選挙戦だったが、小熊さんは選挙カーを降りて有権者に駆け寄った。党主要ポストへの起用も期待される。「頑張ります」。小熊さんは新しい政治生活の決意を口にした。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 比例東北・吉田泉さん(民主前)
吉田さん「復興に全力」 政権要職の実績強調

吉田さん「復興に全力」 政権要職の実績強調

支持者からの花束を手に復活当選を喜ぶ吉田さん=16日午後11時45分、いわき市

 5区の吉田泉さん(63)は小選挙区では惜敗したが、比例東北で「復活当選」。いわき市の事務所に集まった支援者には歓喜の輪が広がった。
 前回初めて小選挙区で勝利をつかみ、政権交代を果たした民主党政権で財務政務官の要職を務めた。震災後は復興現地対策本部長、復興副大臣にも就き、地元の再生に取り組んできた。選挙戦でも最前線で復興に取り組んだ実績を強調し「引き続き復興への責任を果たしていきたい」と有権者に訴え続けた。選挙初日に野田首相がJRいわき駅前で応援演説したのをはじめ、選挙期間中は大物が続々と選挙区入りし、てこ入れを図ってきた。
 吉田さんは厳しい戦いを振り返り、「復活させていただいたということは、いわき市と双葉郡の方々からの期待が大きいということ。復興に全力で取り組む」と4期目への意欲を語った。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

  ☆ 比例東北・菅野佐智子さん(自民新)
菅野さん、初の国政 最後の議席で復活

菅野さん、初の国政 最後の議席で復活

比例復活で当選確実となり花束を受ける菅野さん=16日午後11時55分、須賀川市

 「当選は皆さんの支持のおかげ」。3区の菅野佐智子さん(59)は、小選挙区で現役閣僚の民主党候補に敗れたものの、「復権」を求める自民への追い風を受け、比例東北の自民最後の議席で復活当選。「当選確実」の報を受け、午後11時50分ごろにスーツ姿で須賀川市の事務所に駆け付けた菅野さんは、支持者たちと次々に握手した。
 6選を誇る民主の「牙城」に挑んだ選挙だったが、立候補表明は投票日の約1カ月前。準備期間は短く、党組織に頼った選挙戦を余儀なくされたが、久しぶりの自民の地元候補として地域に根差した政策の重要性を訴え続け、支持を広げた。自民の大勝で、与党として初の国政に臨む菅野さんに、支持者からの期待の声も熱を帯びた。本県の復興と原発事故の収束を政策の柱に掲げる菅野さんは「皆さんの声を必ず国政に届ける」と支持者に約束した。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)

 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス

 民友携帯サイト
   NEWSmart

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN