2区に民主の岡部氏、4区に維新の小熊氏が出馬へ
衆院選の候補者擁立をめぐり、民主党県連は21日、福島市の県連事務所で常任幹事会を開き、空白区の2区で医師の岡部光規氏(46)=郡山市=を擁立する方針を決めた。党本部が同日、公認した。同じく空白区の4区については候補者擁立を断念、前職の小熊慎司氏(46)=会津若松市・1期=を公認した維新の党や、候補擁立を目指す社民党と野党間連携を模索する。
岡部氏は福島民友新聞社の取材に「党本部への推薦が決まり、立候補を決意した。有権者と同じ目線に立って国政で復興に全力を挙げたい」と意欲を語った。22日にも正式表明する。
岡部氏は浅川町出身。東北大医学部大学院修了。外科医で、郡山市の病院などに勤務している。2010(平成22)年の参院選に党公認で福島選挙区から立候補、落選した。
民主の2区候補者の選考では、2区総支部が21日、前二本松市長の三保恵一氏(65)を公認候補として党本部に推薦すると決めたが、岡部氏から同日までに公認申請が県連に提出されていたため、その後の常任幹事会での調整で推薦を取り下げ、岡部氏に一本化された。擁立を断念した4区について、亀岡義尚県連幹事長は常任幹事会後の記者会見で「党本部による選挙協力の動向を見極め、支援する候補者を調整したい」と述べるにとどめた。
1区からの出馬意思を示していた元職の石原洋三郎氏(41)=福島市・1期、2区に維新の党からの出馬を目指した二本松市選出の県議本田朋氏(40)は21日、それぞれ県庁で会見し、立候補しないと表明した。
(2014年11月22日 福島民友衆院選ニュース)
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