自民3区、上杉氏を擁立 菅野氏は比例転出決定
「12月2日公示―14日投票」の衆院選で、自民党県連は23日、福島3区の公認候補として、新人でインターネット会社役員の上杉謙太郎氏(39)を擁立する方針を決めた。前回3区から立候補し、比例復活した前職の菅野佐智子氏(61)については、比例東北ブロックの公認候補として申請することも決めた。24日、福島市で開く選対委員会で正式決定する。
菅野氏は、20日に3区候補となる支部長を辞職して比例代表に転出する考えを表明。3区支部や県連で後任候補の人選を進めてきた。上杉氏については、3区の田村市が地盤の参院議員秘書を務めたことや39歳の若さを重視した。新党改革が推薦する見通し。
3区支部は23日、矢吹町で支部長・幹事長会議を開き、上杉氏の擁立方針を決め、県連に伝えた。上杉氏は会議後に会見し「福島の復興なくして日本経済の再生も安全、安心もない。福島の復興を加速させる」と決意を述べた。
上杉氏は神奈川県茅ケ崎市出身。早大社会科学部卒。新党改革代表の荒井広幸参院議員(比例)の公設秘書を6年務めた後、インターネットサービス会社を経営。前回の比例東北に新党改革から立候補した。昨年の参院選では、森雅子前少子化相(福島選挙区)のネット選挙責任者を務めた。
(2014年11月24日 福島民友衆院選ニュース)
|