自民党本部、12月1日に結論か 自民5区の候補者選考
「12月2日公示−14日投票」の衆院選で、難航する福島5区の候補者選考を一任されている自民党本部が、いずれも前職の坂本剛二氏(70)、吉野正芳氏(66)=比例中国=に対し、来月1日に党本部を訪れるよう指示していることが29日、分かった。ともに5区からの出馬意思を示している両氏をめぐる公認調整の結果を伝えるとみられ、5区の候補者選考は公示前日の1日に決着する見通しになった。
坂本氏は29日、いわき市で行った事務所開きの終了後、報道陣の取材に「1日に(党本部に)行ってくる。幹事長室だ。中身は分からない」と語った。吉野氏は「1日に来るよう言われている。自分が公認されると思っている」と述べた。
坂本、吉野両氏の公認調整をめぐっては、党いわき総支部、県連が判断を見送り、公認申請しない形で党本部に調整を一任。この際、28日までの決定を求めたが、29日までに党本部から結論を示されていない。一方、党本部からは両氏のいずれかが公認となっても対応できるよう、準備を進めることを指示されている。
党本部の茂木敏充選挙対策委員長は25日に「勝てる候補が前提。安倍晋三総裁が判断する」と公認候補選定の方針を示している。
(2014年11月30日 福島民友衆院選ニュース)
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