県内選挙区、自民は後退“3議席” 維新、初めて獲得
第47回衆院選は14日に投票、即日開票され、県内5選挙区では、自民党が公示前の4議席から1議席を減らして3議席に後退した一方、4区で維新の党前職小熊慎司氏(46)が前回比例復活当選に甘んじた雪辱を果たし、同党初の選挙区議席を獲得した。自民、公明両党が安定政権の基盤を固めた全国情勢とは違い、県内では、民主党前職の玄葉光一郎氏(50)が3区で議席を維持したことと合わせ、野党勢力が伸長した。
自民は前職4、新人1の5候補を擁立した。しかし、安定した戦いを進めたのは2、5区だけで、前職の菅家一郎氏(59)を擁立した4区で議席を失った。菅家氏は優勢が伝えられたが、元衆院副議長渡部恒三氏支持層の協力を得て票を伸ばした小熊氏に逆転された。
また、1区の亀岡偉民氏(59)は、元参院議員の民主新人金子恵美氏(49)との事実上の一騎打ちを制して初の連続当選、2区の根本匠氏(63)は前復興相としての実績を訴え、7選を果たした。5区の吉野正芳氏(66)は9年ぶりの地元5区で民主前職を破った。
(2014年12月15日 福島民友衆院選ニュース)
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