福島市選管、聞き取り調査開始 衆院選・未集計票問題
衆院選の開票所となった福島市の施設で未集計の投票用紙が見つかった問題で、同市選管は20日までに、開票作業に携わった市職員からの聞き取り調査を開始した。
22日に始める予定だったが、19日に前倒しして着手した。本田和主事務局長は「時間が過ぎれば、当時の記憶が薄くなる。調査を急ぐべき事情などを考慮した」と説明している。
市選管は19日、今回の問題などを議論する会議を同市で開き、開票所で「事務長」や「班長」を務めた市職員30人が出席。出席者に対して会議後、1人ずつ聞き取り調査を実施し、未集計となった票の束について、開票所で目撃したかどうかなどを確認した。市選管によると、意図的に隠す行為などに関係する証言はなかったという。
市選管は25日まで調査対象の325人全員から聞き取りを行い、年内にも調査結果をまとめる方針。
(2014年12月21日 福島民友衆院選ニュース)
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