「捜せ」指示不明確、未集計票 福島市選管委員長辞任へ
衆院選の開票所となった福島市の施設で未集計の投票用紙が見つかった問題で、市選管は26日、市役所で記者会見し、市選管事務局が出した未集計票捜索の指示が「捜すように」との漠然とした内容にとどまったことが原因とする調査結果を発表した。事務局から指示を受けた男性職員も、仕分けが終わり、片付けられたかごを含め会場全体を捜すとの認識がなかった。未集計票は片付けられたかごから見つかった。
記者会見には、菅野昭義委員長と本田和主事務局長、波多幸雄事務局次長が臨んだ。菅野委員長は「あらためておわび申し上げ、責任を取りたい」と陳謝するとともに辞任する意向を示した。市選管は今後、検証と再発防止に向けた有識者らからなる第三者委員会を設置する。市は年明けにも関係職員を処分する方針。
(2014年12月27日 福島民友衆院選ニュース)
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