県議の活動本格化へ 各陣営票固めに総力戦
参院選は中盤戦に入り福島選挙区、比例代表各陣営の舌戦が激しさを増す中、運動の主力となる県議は30日、6月県議会の閉会を受け本格的な票固めに動き出す。
民主党県連の安瀬全孝幹事長は、同日の最終本会議終了後、所属県議に「(参院選は)今日から本番」と声を張り上げた。福島選挙区に候補者2人を擁立した県連は、担当県議を選対に常駐させ、支持拡大の動きを活発化させる。
自民党県連の斎藤健治幹事長は同日の県議選1次公認証の交付式で「県議選の前哨戦ととらえ、最前線で戦い抜いてほしい」とげきを飛ばした。県連は広報活動などで県議を中心とした支持基盤の強化を本格化させる。
ただ民主、自民両県連の県議の中には、後援会の支援が分かれているケースもある。両県連にとって、支持層をいかに陣営支援に誘導するかが課題となる。
公明党県本部は県議をはじめ、市町村議のネットワークを生かした支持拡大を図る。社民党県連は幹部が支援団体や労組訪問で比例票の上積みを狙う。共産党県委員会は県議の地元を中心に遊説に力を入れる方針。
県議不在の各党も票固めに奔走。30日はみんなの党の渡辺喜美代表、新党改革の舛添要一代表が本県に入り有権者に支持を訴えた。
(2010年7月1日 福島民友参院選ニュース)
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