知名度を生かして貫禄の３選を果たし、花束を手に笑顔をみせる岩城さん＝11日午後８時10分ごろ、福島市の総合選対事務所

　市議、県議、いわき市長、参院議員と３０年間、常に政治の第一線で活動を続けてきた岩城光英さんの豊富な経験に、多くの県民が思いを託した。目標のトップ当選は逃したが、県連組織や友好団体などの支援に加え、地元のいわき市などでは抜群の知名度を生かして票を集め、貫禄（かんろく）の３選を果たした。
　福島市野田町の事務所には午後７時ごろから、選対幹部や県連役員、国会議員らが次々と詰め掛け、吉報を待った。開票開始直後の同８時すぎにテレビ各局が早々と「当確」を伝えると、事務所内には大きな歓声が沸き上がった。遠藤忠一総合選対本部長の勝利宣言に続き、岩城さんが大勢の支援者の盛大な拍手の中、一人一人と握手を交わしながら事務所入り。万歳を三唱して喜びに浸った。
　岩城さんは、花束を掲げ勝利をアピールし、「掛け替えのない、ふるさと福島の発展のため、１２年の経験を生かして努力したい」と力強く決意表明、国政での活躍を誓っていた。
（２０１０年７月１２日　福島民友参院選ニュース）