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政権交代後の初の国政選挙となった今回の参院選は、福島選挙区(改選2)に民主党が初めて複数候補を擁立したが、4回連続で民主と自民が議席を分け合う結果となった。比例代表では、県内に事務所を構えて運動する本県関係の重点候補が地域重視の運動を展開した。民主、自民が二大政党への動きを強める一方、第三極の勢力が注目を集めた今参院選をデータで分析する。 |
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【 福島選挙区の市町村別最多得票者分布 】
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増子氏は中通り、会津で強さ 岩城氏は24市町村でトップ
民主、自民の二大政党を軸に、5候補が2議席を争った参院選福島選挙区で、各陣営は県内59市町村で支持拡大を進めた結果、民主党の増子輝彦氏が中通りと会津地方の34市町村で最多得票を奪い、トップ当選につなげた。2位当選の自民党の岩城光英氏は浜通りを中心に24市町村で5候補中最も多い票を得た。
昨夏の衆院選では、政権交代を実現させる機運が盛り上がり、民主に追い風が吹いて民主候補が5小選挙区すべてで当選、県内市町村の最多得票もすべて民主勢力が奪った。しかし、今回の参院選では、米軍基地問題や消費税問題などで発言が迷走する政権を冷静に分析する有権者が増えたとみられ、最多得票も民主、自民で分かれたもようだ。
初挑戦で次点になった民主党の岡部光規氏も出身地の浅川町で現職2人を押しのけ唯一、最多得票をあげた。選挙期間中、ある候補者の選対幹部に就いた県議は「参院は良識の府。参院選は人を選択する選挙でもある」と語った。今回、最多得票を獲得した候補は、当選した増子、岩城両氏を含め、居住経験があるなど地縁や血縁がある地域で得票を伸ばしており、党営選挙の色合いが強い全県選挙区の参院選でも、有権者により身近な「人」を選択したことがうかがえる。
(2010年7月13日 福島民友参院選ニュース)
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