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現職、新人被災地に寄り添う 震災、原発問題軸に戦いへ
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参院選に向けた水面下の戦いが本格化。演説やミニ集会で復興に懸ける思いを訴える立候補予定者の姿があった=福島市
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通常国会の閉会を受け、第23回参院選に向けた戦いが実質的にスタートした26日、福島選挙区に立候補を予定する現職、新人計6人は7月4日が有力視される公示に向け、水面下の戦いを本格化させた。震災、原発事故からの復興の動きに遅れが目立つ本県。改選数が2から1に減り「震災復興」という大仕事の実現を軸に、県内でもこれまで以上に与野党のし烈な戦いが予想され、各陣営とも有権者への訴えを強める。
【現職】民主、自民両党の現職2人は、安倍晋三首相の問責決議案可決など慌ただしく国会日程をこなし、選挙戦へと気持ちを切り替えた。
民主の金子恵美さん(47)は、午前中から参院内の党議員総会室に詰めた。同僚議員から激励を受け、笑顔で固い握手を交わしながら戦いの始まりを実感した。「復興という大きな仕事を成し遂げるため、遊説中に聞いた福島再生に向けた県民の声もしっかりと伝えていかなければならない」と語気を強め、有権者の声に耳を傾ける心構えを示した。
自民現職の森雅子さん(48)は、閣僚としての公務の合間を縫って会派の会合に出席するなど、精力的に動いた。参院本会議で安倍首相の問責決議案が可決され「復興の動きを止めないためにもねじれを解消しなければいけない。必ず勝ち抜く」と、必勝への決意をさらにかき立てたようだ。
【新人】新人4人は、県内有権者に政策を訴えるなど着々と準備を進めた。
「こんな政権に復興を任せる訳にはいかない」。福島市のJR福島駅前に安倍政権を批判する声が響いた。共産党新人の岩渕友さん(36)は支援者を前に訴えを強め、原発問題や消費税増税などを進める安倍政権との対決姿勢を明確にした。
原発事故で避難生活を送る社民党新人の遠藤陽子さん(63)。全原発廃炉や再生可能エネルギーによる福島の復興を訴え、草の根の活動を展開。国会閉会を受け、いわき市でのミニ集会に集まった支援者に訴える声が熱を帯びた。
諸派・幸福実現党の酒井秀光さん(45)は、川俣町に足を運び、対話集会で、ひざ詰めで町民の悩みを聞いた。消費税増税中止を掲げる諸派の杉内一成さん(80)は間近に迫る戦いに向け、立候補の準備に追われた。
(2013年6月27日 福島民友参院選ニュース)
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