民主43万、自民48万票目標 各党、比例集票にスパート
第23回参院選は19日で投票日まであと2日に迫り、県内政党は福島選挙区の票固めと並行して、比例代表の集票もラストスパートに入った。各党とも支持組織の引き締めに力を注ぐ。比例に議席獲得を懸ける政党もあり、最終盤の集票が焦点になる。
参院勢力順にみると、民主党県連は、6年前の前々回に県内で獲得した43万票が目標。支持団体の連合福島が出身労組ごとに候補者を擁立しており各労組を通じて引き締めを徹底。労組関係以外は、復興政策に携わった候補者を重点候補として浸透に懸命だ。
自民党県連は、得票目標を福島選挙区の公認候補の目標と同じ48万票に設定。投票率が下がれば、民主党など支持母体が明確で固定票の見込める党に有利になるとみて、選挙区候補と連携して浮動票の取り込み、投票率アップを狙う。
公明党県本部は、衆院選の比例も含め、過去最多となる13万票と強気の目標設定をした。自民党県連との選挙協力により「比例は公明」を再度徹底し、重点候補の当選を目指す。
共産党県委員会は、比例代表を主戦場と位置付け、序盤から候補者を県内入りさせ、支持拡大を図ってきた。昨年12月の衆院選に続いて比例10万票を目標に掲げている。
(2013年7月19日 福島民友参院選ニュース)
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