minyu-net

ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
第23回参議院議員選挙
  参院選ニュースTOP
 
情報不足で疎外感 避難者、候補者と接する機会少なく

 「候補者の姿は見えず、チラシが届くだけ」。投開票が21日に迫った参院選。東京電力福島第1原発事故に伴う避難者たちは選挙戦最終盤の19日、各候補者の政策などの情報不足を口々に嘆いた。「期待しても変わらない」と失望を隠さない避難者がいる一方、「投票直前にあらためて政策を比べたい」と、投票に向けた最後の判断材料を求める声も。20日、各陣営は「ラストコール」に臨む。
 会津若松市の仮設住宅に避難している大熊町の武内正則さん(63)は選挙期間中、仮設に来て演説した候補者をまだ1人しか見ていない。避難前なら街頭に出て演説を聞いたり、集会に参加したりして話を聞くこともできた。だが今は「街頭演説は会津若松市民向けなのでは」といった遠慮の気持ちも生まれ、自然と足が遠のいてしまう。
 失望感を隠せない避難者は多い。田村市都路町から同市の仮設に避難する宗像勝男さん(68)は「候補者は、せわしない様子で、実際に話をして避難住民としての声を伝えることはできなかった」と悔しがる。旧特定避難勧奨地点に指定され、今月から自宅に戻った伊達市霊山町小国地区の会社員佐藤勲さん(65)は「もっと現場の声を聞いてほしかった」と不満を漏らした。一方で、大熊町からいわき市に避難する大学生荒木紀幸さん(21)は「直前にあらためて政策を見比べて投票先を決めたい」と最終判断に臨む思いを語った。
(2013年7月20日 福島民友参院選ニュース)



 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス

 民友携帯サイト
   NEWSmart

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN