参院選の開票作業を行う職員ら＝２１日、福島市国体記念体育館

　福島市が２４日までにまとめた参院選福島選挙区の同市の投票率は、前回２０１０（平成２２）年を４．５２ポイント下回り５３．３６％（男性５４．２８％、女性５２．５１％）と低迷した。参院選の投票率としては、１９４７年の第１回以降で９５年の４４．８８％に次ぎ、２番目に低かった。
　市選管担当者は「関心の低さによる投票率低下は深刻だが、他の市町村と比べて減少幅は小さく、ある程度評価できる」とみている。
　一方、５日から２０日まで行われた期日前投票の投票者数（福島選挙区）は３万６６１７人と全投票者数の約３割を占め、これまでで最も高い比率となった。同選管は「入場券に、期日前投票の時間や場所を分かりやすく記して説明するなどの工夫や啓発活動で、市民に期日前投票が浸透してきた」としている。
（２０１３年７月２５日　福島民友参院選ニュース）