全年代で前回下回る 福島市の参院選・年代別投票率
福島市が2日までにまとめた7月21日に投開票が行われた第23回参院選福島選挙区の年代別投票率によると、全ての年代で前回2010(平成22)年を下回った。特に30代〜50代前半の投票率が6〜9ポイントと大幅に低下した。
市選管によると、前回からの低下は40代前半が8.42ポイントと最も大きかった。20代前半の投票率が唯一30%を割り込んだほか、20代後半〜30代前半の投票率はともに30%台にとどまり、依然として若年層の投票率低迷が目立った。
今回の参院選ではインターネットを使った選挙運動が解禁され、若い世代の投票率アップに期待もあったが、市選管は「若年層の投票率低迷は今回も課題として残った」と指摘。「インターネットはツールとしては便利だが、有権者に政治への関心を持たせる段階での工夫も必要」としている。
同市の全年代の投票率は、前回より4.52ポイント低い53.36%。参院選の投票率としては、1947年の第1回以降で95年の44.88%に次ぎ、2番目に低かった。
(2013年8月3日 福島民友参院選ニュース)
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