松本葛尾村長が引退へ 9月議会で表明か
任期満了に伴い10月11日告示、同21日投票で行われる葛尾村長選で、現職の松本允秀氏(74)=6期=は立候補せず、今期限りで引退する意向を19日までに固めた。9月村議会で正式表明するとみられる。
関係者によると、松本氏は6期を務める中で、多選の弊害が生じることを自ら防ぎたい意図や、高齢などを理由に、周囲に引退の意向を示している。原発事故への対応と全村避難が続く中で、後援会からは続投を望む声も上がっているが、後継者選定の動きもある。
松本氏は同村出身、双葉高卒。村議、村助役などを経て1988(昭和63)年の村長選で初当選。県町村会長などを歴任した。県内の現職市町村長では最多選、最高齢。同村長選では、松本氏の後援会のほかにも候補者擁立を目指す動きがある。
(2012年7月20日 福島民友・県内選挙ニュース)
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