９月の任期満了に伴ういわき市長選で、現職の渡辺敬夫氏（６７）＝１期＝は８日、再選出馬に前向きな考えを示した。後援会の新春の集いで立候補を望む声を受け「重く受け止める」と述べた。
　渡辺氏は「復興を成し遂げるのが責務。市民の生活再建の見通しが立った時にあらためて後援会に相談したい」と述べた。
　復興事業が今後も続くことや重要課題の新病院建設が途中段階にあるため、後援会幹部は「出馬の意思があると受け止めた」としている。
　同市長選ではこれまでのところ、ほかに目立った動きはない。
　渡辺氏は日大法学部卒。市議２期、県議５期を務め、２００９（平成２１）年に市長に初当選した。
（２０１３年２月９日　福島民友・県内選挙ニュース）