町長就任後、初めての議会に臨み所信を表明する伊沢町長

　前町長の辞職に伴う双葉町長選で初当選した伊沢史朗町長は２１日、埼玉県加須市で開会した町３月議会に初めて出席し、「町民から負託を受けたことを厳格に受け止め、災害復興から豊かなまちづくりに全力で取り組む」などと所信表明した。
　伊沢町長は、警戒区域の再編について「一律賠償実現に向けて国と協議を進める」とし、「町外コミュニティー（仮の町）を整備し、住環境の充実に努めるほか、町立の幼稚園、小中学校の再開を含め、早急に教育環境を整えたい」と施策を述べた。
　また、町民が全国各地に散らばり避難する状況や、これまで前町長と議会が対立を深めた経緯を踏まえ、「心の分断や対立を抱いていては前進ない。強い絆と苦難に負けない強い精神で、将来を担う子どもたちのために全身全霊を注いでいく」と誓った。
（２０１３年３月２２日　福島民友・県内選挙ニュース）