「郡山市長選」告示まで1週間 現新2氏、選挙戦確実に
任期満了に伴い4月7日告示、同14日投開票で行われる郡山市長選は、告示まで1週間となった。立候補予定者は、いずれも無所属で、3選を目指す現職原正夫氏(69)、前回も出馬した新人の元郵政審議官品川万里氏(68)に絞られ、現新2氏の選挙戦が確実な情勢だ。
両氏とも、子育て支援策の充実などを掲げ、震災と原子力災害からの復興に向けた経済県都の将来像などが争点になるとみられる。しかし、「明確な争点が見えない」「前回と同じ顔ぶれで盛り上がりに欠ける」という声があり、両陣営とも告示前に総決起大会を予定するなど選挙ムードの盛り上げに苦心している。
原氏は昨年12月に出馬を表明。2期8年で打ち出したJR磐越西線の新駅構想や中心市街地活性化、除染の徹底などの着実な推進で復興を加速し、「魅力あるまち郡山」の実現、市政の継続を訴える。4月2日には総決起大会を開き、組織の引き締めを図る。
品川氏も昨年12月に正式に出馬表明。郡山市を東日本や本県の中心都市と位置付け、市制100年の2024(平成36)年には50〜60万都市を目指すとアピール、出産費用無料化などを掲げる。31日に総決起大会を開き、市政変革を前面に反現職勢力の結集を狙う。
(2013年3月31日 福島民友・県内選挙ニュース)
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