富岡町長選、12日折り返し 20〜40代へ浸透が鍵
21日投開票の富岡町長選は12日、選挙戦の折り返し点を迎えた。いずれも無所属で、新人の前町議会議長の宮本皓一候補(66)と現職の遠藤勝也候補(73)=4期=が舌戦を繰り広げている。
現新一騎打ちによる16年ぶりの選挙戦となった今回の町長選では、町選管が選挙期間を参院選に合わせ、異例の17日間とした。
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く中での選挙戦。両候補は連日、多くの町民が避難するいわき市や郡山市などの仮設住宅を中心に遊説を展開。一方、両候補ともに県外避難者や借り上げ住宅に入居する有権者への支持拡大に苦慮している。
後半戦では、20代から40代の票の取り込みが当選の鍵を握るとみられ、町復興と町民の帰還に向けた強いリーダーシップのほか、町民の生活再建、賠償問題への訴えが有権者にどう判断されるかが注目される。
このほか同町長選と同日程で行われている同町議補選は欠員1に対し、いずれも無所属の新人3人が立候補し、激しい選挙戦を展開している。
(2013年7月12日 福島民友・県内選挙ニュース)
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