議会刷新の期待反映 楢葉町議選、投票率ポイント下回る
東日本大震災から2年5カ月の節目となる、11日に投開票が行われた楢葉町議選は、元職1人、新人3人が上位を占めて当選、町議会の刷新を求める町民の思いを反映した結果になった。
前回から2減の定数12に対して15人が立候補した選挙戦。投票率は同町議選で過去最低となる70.95%。前回の84.70%から13.75ポイント下回った。原発災害で町民が県内外に散り散りになっている状況の中、町選管は町が全町民を対象に配布を進めるタブレット型端末や広報紙を活用して身近な選挙を訴えたが、投票率減少に歯止めをかけるまでには至らなかった。候補者の多くは仮設住宅を中心に街頭演説を展開。ただ、借り上げ住宅に住む町民に対して政策や町復興への思いを届ける機会が少なく、苦戦した。
(2013年8月13日 福島民友・県内選挙ニュース)
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