下郷町長選「終盤の情勢」 2候補、支持拡大にしのぎ削る
任期満了に伴う下郷町長選は、22日の投開票まであと2日となった。いずれも無所属、新人で元副町長の星学候補(66)と前副町長の星澄雄候補(65)が町を二分した選挙戦を展開、一層の支持拡大に向け最終盤の戦いにしのぎを削っている。
星学候補は「新しい風 流れを変える」をスローガンに町政の転換を訴える。小学校の入学祝い金3万円補助や農林業機械の購入支援、湯野上温泉の会館建設、工業団地の計画推進など産業、福祉を振興する政策に掲げる。町内をくまなく巡り若者や女性、高齢者を中心に浸透を図っている。
星澄雄候補は47年間の行政経験と、現町政を副町長として支えた「即戦力」を武器に支持拡大を図る。企業誘致の推進や奨学金・通学費助成、若者の働く場の拡充、高齢化対策の集落機能維持などによる「活力ある町づくり」を訴える。各地で街頭演説し全域での支持獲得に全力を挙げる。
前回町長選の投票率は89.22%。今選挙の投票率については星学陣営85〜90%、星澄雄陣営90%前後と見込む。両陣営は浮動票の獲得をにらみ町内全域での遊説などを強める見通しで、激しい戦いが今後も予想されている。
(2013年9月20日 福島民友・県内選挙ニュース)
|