任期満了に伴い１１月１０日告示、同１７日投開票で行われる福島市長選で、共産党福島相馬地区委員長の山田裕氏（５８）は２５日、同市で記者会見し、党公認で立候補することを正式に表明した。山田氏は「原発事故による放射能や健康、子育て、風評被害など市民が抱える不安を正面から受け止め、がん検診無料化など不安払拭（ふっしょく）のための施策を打ち出す」と決意を示した。
　山田氏は同市出身、日大文理学部卒。同市長選に２００５（平成１７）、０９年の２度立候補している。０３〜０９年には衆院選福島１区から３度出馬している。
　同市長選にはこれまで、いずれも無所属で現職の瀬戸孝則氏（６６）＝３期、新人で元東北地方環境事務所長の小林香氏（５４）、新人で福島市議の大内雄太氏（３０）が立候補を表明。
　現職と新人３人の計４人により選挙戦になる公算が大きい。
（２０１３年１０月２６日　福島民友・県内選挙ニュース）