大内氏、出馬断念の方向 福島市長選、3人の争いか
任期満了に伴い11月10日告示、17日投開票で行われる福島市長選に立候補を表明している無所属の新人で福島市議の大内雄太氏(30)が、立候補を断念する方向で最終調整していることが29日、後援会関係者への取材で分かった。大内氏は、同じく同市長選に立候補を表明している無所属の新人で元東北地方環境事務所長の小林香氏(54)と政策協定を結ぶことを前提に立候補を取りやめるとしている。大内氏は30日にも記者会見し、正式に不出馬を発表する見通し。
大内氏の後援会関係者は29日、福島民友新聞社の取材に対し「大内氏の掲げる政策実現が可能ならば、小林氏側と政策協定を結び、立候補を断念することもあり得る。小林氏側と政策協定の話を進めている」と話した。
同市長選は、大内氏が立候補を取りやめた場合、小林氏、無所属で現職の瀬戸孝則氏(66)=3期、共産党公認の新人で党福島相馬地区委員長の山田裕氏(58)の3人による選挙戦となる公算が大きくなる。同市長選は告示まで10日余りに迫っているが、大内氏の動向と政策協定の行方によっては選挙の構図や支持層が流動化する可能性がある。
(2013年10月30日 福島民友・県内選挙ニュース)
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