「二本松市長選」告示まで1週間 復興、地域振興策が焦点
任期満了に伴い17日告示、24日投開票で行われる二本松市長選は、告示まで1週間となった。立候補予定者は、いずれも無所属で、3選を目指す現職の三保恵一氏(64)、新人の元市議新野洋氏(62)に絞られ、現新2氏による8年ぶりの選挙戦が確実な情勢だ。震災と原発事故からの復興、2015(平成27)年度に合併10年となる旧1市3町のバランスを考えた地域振興など、市の将来像をどう示すかが焦点となる。
三保氏は10月に出馬を表明した。市内の小、中学校、幼稚園、保育所へのエアコン設置など2期8年の実績を強調。産業振興や観光都市の推進などを掲げて市政継続を訴える。市議会最大会派をはじめ議員10人が支持している。
新野氏も10月に出馬を表明。合併から8年間で人口が約6200人減少したことへの対策として、若者の定住促進に向けた子育て支援、教育環境の整備などを掲げ、反現職勢力の結集を狙う。自民系市議10人が支持している。
政党は自民党二本松総支部が新野氏の推薦を決めた。公明党二本松支部、民主党二本松総支部、共産党二本松市委員会は自主投票。
同日程で市議補選(欠員2)も行われる。現在までに新人2人が立候補を表明している。
(2013年11月10日 福島民友・県内選挙ニュース)
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