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「福島市長選」告示、3氏の争い 2割強、意中候補決めず
任期満了に伴う福島市長選は10日告示され、届け出順に無所属の新人で元東北地方環境事務所長の小林香氏(54)、共産党公認の新人で党福島相馬地区委員長の山田裕氏(58)、無所属の現職で4選を目指す瀬戸孝則氏(66)の3人が立候補した。各候補が序盤戦から激しい舌戦を繰り広げる中、福島民友新聞社は10、11の両日、同市長選について世論調査を行い、取材で得た情報を加味して情勢を探った。その結果、新人の小林候補がやや優勢、現職の瀬戸候補が追う展開となっている。新人の山田候補は浸透を図っている。ただ、有権者の2割強が投票する候補を決めておらず、情勢が変化する可能性もある。
調査結果を地区別にみると、小林候補は北部の飯坂地区や清水地区などで優位に戦いを進める。瀬戸候補は南部の松川地区、立子山地区で優勢。有権者の多い中央地区では小林候補が4割強、瀬戸候補が3割弱の支持を得ている。渡利、蓬莱、吾妻各地区などでは小林、瀬戸両候補が激しく競り合っている。山田候補は南部の蓬莱地区や飯野地区などで浸透をみせる。
調査では、市長選への関心度も聞いた。「大いにある」が42%、「多少ある」が40%で、合わせて「関心がある」と答えた人は82%に達した。年代別にみると、50代で83%、60代は89%、70歳以上で86%と50代以上が高かった。「投票(期日前投票も含む)に行くか」の問いには「必ず」が66%、「なるべく」が28%で、合わせると94%となり、市長選への投票意欲をうかがわせる。しかし、世論調査の結果は実際の投票率より高くなる傾向にあり、今回の結果が投票率にそのまま反映されるかは不透明だ。
(2013年11月12日 福島民友・県内選挙ニュース)
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