公開討論会に臨んだ山田氏（右）と遠藤氏（中央）

　任期満了に伴い１４日告示、２４日投開票で行われる広野町長選を前に、立候補予定者による公開討論会は１３日、広野町公民館で開かれ、避難を続ける有権者らが立候補を予定する２氏の復興への政治姿勢などに耳を傾けた。南双葉青年会議所の主催。
　出席したのは、現職の山田基星氏（６５）＝２期＝と、新人で前町議の遠藤智氏（５２）。訪れた約１５０人の有権者を前に、一般公募した７テーマと１５問の○×式の質問に答えた。このうち、町民と復興関連の作業員らとの調和については、山田氏が「宿舎をまとめるなど住み分けを考える」、遠藤氏が「行政の窓口や、企業側責任者との協議会を設ける」と答えた。最も重視する施策は、山田氏が「教育」、遠藤氏が「住宅」とした。帰町住民の優遇策の実施を尋ねる○×式の質問には、２氏ともに「○」を挙げた。
（２０１３年１１月１４日　福島民友・県内選挙ニュース）