二本松市長選スタート 現新2氏が激突、8年ぶり選挙戦
任期満了に伴う二本松市長選は17日告示され、いずれも無所属で、3選を目指す現職の三保恵一氏(64)、新人の元市議で自営業の新野洋氏(62)の2人が立候補を届け出た。両候補は選挙事務所前や中心市街地で支持者を前に第一声を放ち、24日の投開票に向け7日間の選挙戦に入った。
選挙戦は2005(平成17)年の新市合併時に行われた市長選以来、8年ぶり。震災と原発事故からの復興や旧市町のバランスを考えた地域振興など市の将来像をどう示すかが焦点。
三保候補は2期8年の実績を強調。少子化対策、子育て家庭の経済負担の軽減を図るとして保育所・幼稚園の保育料第1子からの無料化など十大重点政策を掲げ、市政の継続を訴える。
新野候補は市政の変革を前面に打ち出して支持拡大を図る。人口減少対策として若者の定住促進に向けた子育て支援、福祉の充実、教育環境の整備、除染の加速化などを掲げる。
政党は自民党二本松総支部が新野候補を推薦。公明、民主、共産3党は自主投票。市議の支持は10人ずつ両陣営に分かれている。
同市の有権者数は16日現在、4万7998人(男性2万3240人、女性2万4758人)。
(2013年11月18日 福島民友・県内選挙ニュース)
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