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除染の加速化、少子高齢化対策 新市長へ福島市民の声

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復旧、復興の在り方をめぐって争われた福島市長選。投開票が行われた17日、市民は除染の加速化や雇用、福祉政策などで新市長の手腕に期待した。
 信夫地区の主婦渡辺律子さん(64)は「原発事故から2年8カ月を過ぎても、いまだに地区の除染が始まらず、復興が進んでいると感じられない。若い人たちが安心して暮らせる環境を早く整えてほしい。新しい市政には除染の加速化を望む」と話した。瀬上地区の団体職員高橋誠さん(31)も「市民を巻き込んだ復興への取り組みを期待したい」とした。
 「除染は風評被害の払拭(ふっしょく)にもつながる。まずは除染を計画通り進めてほしい」。仁井田の無職渡辺富志夫さん(74)は切実な思いを吐露しながら、「高齢者福祉施設をめぐっては待機者が多くいる。安心して老後が暮らせる市を目指し、施設の充実に取り組んでほしい。併せて医療の充実も望む」とした。
 飯野町の主婦高橋タカ子さん(75)は「少子高齢化の問題も含めて、しっかりと対策を出してほしい」と求めた。
(2013年11月18日 福島民友・県内選挙ニュース)



 

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