二本松市長選・終盤の情勢
任期満了に伴う二本松市長選は22日、投票日まであと2日に迫った。届け出順に現職の三保恵一候補(64)=2期、無所属=と新人の元市議で自営業新野洋候補(62)=無所属=がそれぞれ遊説や個人演説会を精力的にこなし、一層の票の上積みにしのぎを削っている。
三保候補は遊説や各地で開く個人演説会で、2期8年の実績や、保育所・幼稚園保育料の第1子からの無料化など10項目の重点政策をアピール。市政の継続を訴える。22日は票田の旧二本松市、23日は市内全域を巡り、最後まで組織固めと新たな票の掘り起こしを進める。
鈴木新美選対本部長は「今の市政の流れを変えるわけにはいかない。これまでの実績を訴えるとともに政策の浸透を図り、勝利に向けて攻めの姿勢を貫いていく」としている。
新野候補はこれまで、市内全域をきめ細かく遊説するほか、街頭演説などで若者の定住促進に向けた子育て支援、教育環境の整備などを主張。子育て世代を中心に浮動票の取り込みと知名度アップに力を入れる。22日は東和地域と旧二本松東部、23日は市内全域を回り、支持拡大に努める。
安斎文彦選対本部長は「厳しい選挙戦を勝ち上がるため、最終日まで諦めずに反現職勢力の結集を狙う。一票一票をさらに上積みする一方、投票率向上に力を入れたい」と話す。
(2013年11月22日 福島民友・県内選挙ニュース)
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