「南相馬市長選」告示まで1カ月 3氏による争い“濃厚”
任期満了に伴い来年1月9日告示、同19日投開票で行われる南相馬市長選は、9日で告示まで1カ月となる。これまでに無所属の現職で再選を目指す桜井勝延氏(57)=1期=に対し、いずれも無所属で元職の渡辺一成氏(69)、新人で前市議会議長の横山元栄氏(65)が立候補を表明、3人による争いが濃厚だ。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に向け、有権者の選択が注目される。
県内で今年選挙戦となった首長選は、復興施策に対する有権者の不満が現職への厳しい評価につながる例が相次いだ。同市長選も震災復興への対応が最大の焦点になる見通し。
桜井氏は震災後の対応を推し進めてきた経験を踏まえて、復興施策の継続を訴える。渡辺氏は市長時代に東京都杉並区と結んだ災害時援助協定が奏功したとし過去の実績を強調。横山氏は国会議員との密接なつながりを強調し現職に対する批判票の取り込みを図る。
(2013年12月8日 福島民友・県内選挙ニュース)
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