「伊達市長選」告示まで1週間 最多4氏の争いか
任期満了に伴い19日告示、26日投開票で行われる伊達市長選は、告示まで1週間となった。立候補の意思を示しているのは、いずれも無所属で、3選を目指す現職の仁志田昇司氏(69)、新人で元梁川町議橘典雄氏(64)、市議高橋一由氏(61)、農業佐藤易広氏(72)で、過去最多の4人による選挙戦となる可能性が高い。震災と原発事故からの復興策や、建設が進む東北中央道「相馬福島道路」などを含め市の将来像をどう示すかが焦点となる。
仁志田氏は放射能対策の実績と継続性を強調する。今月に入り、低線量地域の除染について追加的に実施する考えを示した。
橘氏は市長給与の70%カットや農林業主体のまちづくり、教育と医療の無料化、学校の統廃合などを政策に掲げる。
高橋氏は生活圏の平等な除染、必要に応じた「再除染」の実施を重点施策に掲げ、現職に対する批判票の取り込みを図る。
佐藤氏は合併前の旧5町ごとに予算配分してバランスの取れた市政運営や、農業再生に向けた施策を重点的に訴える。
立候補の意思を一度示した元伊達町長の冨田健一郎氏(73)は断念している。
昨年12月2日現在の有権者数は5万3663人(男性2万6046人、女性2万7617人)。
(2014年1月12日 福島民友・県内選挙ニュース)
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