「二本松市議選」終盤の情勢 当選ライン、1000票台か
任期満了に伴う二本松市議選(定数26)は30日、7日間の選挙戦が終盤に入った。現職23、新人4の計27人は6月1日の投票日に向け、新たな支持票の掘り起こしに力を入れる。
現職は新人の動きに警戒感を強め、地盤や支援団体を固めながら支持を拡大。新人は地縁、血縁、組織を頼りに浸透を図っている。一部の候補は地盤や組織票などに支えられ、支持を固めつつあるが、混戦模様は続いていて各陣営の集票活動は熱を帯びる。引退議員3人の支持票の取り込みや草刈り場となっている大票田の二本松地区中心部などで、いかに票の上積みを図るかが鍵を握っている。
候補者の内訳は、地域別で二本松15人、安達5人、岩代4人、東和3人。
一方、市民からは「候補者が少なく盛り上がりに欠ける」という声が聞かれるなど、有権者の関心は低調に推移。今回の投票率について各陣営は、76.72%だった前回を下回る70%前後と予想。当選ラインは1000票台と読んで、最後まで遊説などを続ける方針だ。
(2014年5月30日 福島民友・県内選挙ニュース)
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