１１月１１日の任期満了に伴う知事選は「１０月９日告示―同２６日投票」で行われる方向で最終調整に入ったことが３日、分かった。県選管は８日、県庁で委員会を開き選挙日程を決定する。
　知事選はこれまで、トラブルで投票を行えなかった場合などを考慮して知事の任期が切れる直前の日曜日から数えて２週間前の日曜日に設定されることが慣例になっている。
　今回は任期切れ直前の日曜日が１１月９日で、慣例に当てはめた場合には「１０月２６日」が投票日になる。知事選の選挙期間は１７日間で、告示日は１０月９日になる計算。県内政党関係者の中では同日投票が有力視されていた。
　知事選をめぐっては、現職の佐藤雄平氏（６６）が進退を表明していない中で、民主党や自民党が候補者の発表時期について水面下で駆け引きを激化させるなど、選挙戦の構図がいまだ描けていない。両党支持者らの中からは本格的な選挙態勢を構築できないことを不安視する意見も聞かれ、不透明な情勢に懸念も広がっている。早期の候補者選定を望む声も少なくない。
（２０１４年７月４日　福島民友・県内選挙ニュース）