避難区域首長「復興を第一に」 知事選、与野党相乗り検討
10月に行われる知事選の候補者をめぐり、官邸と自民党本部が与野党相乗りを視野に入れて検討することで一致したことを受け、原発事故による避難区域の町長は4日、政党にこだわらない考えを示した上で、避難住民の生活再建など被災地の復興策に全力を挙げる候補を望んだ。
「与野党を超えた選択が必要だ」。富岡町の宮本皓一町長は相乗りを容認する考えを明らかにした。その上で候補者については「本県の復旧、復興はこれから。政党にこだわらなくとも精力的に取り組んでくれる方であれば良い」などと語った。
中間貯蔵施設の問題を抱える建設候補地の双葉町の伊沢史朗町長は「(候補者は)誰であれ、県民のため公平公正に県政を運営していく人に復興半ばの本県のかじ取りをお願いしたい」とコメントした。
楢葉町の松本幸英町長も「復旧、復興がなんと言っても第一。避難住民の生活再建に力点を置く候補者を支援していきたい」と復興への姿勢を重視する意向を示した。
(2014年8月5日 福島民友・県内選挙ニュース)
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