熊坂氏、知事選立候補へ 15日表明、「脱原発」政策掲げ
任期満了に伴い10月9日告示、26日投開票で行われる知事選で、医師で前岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)=福島市出身=が立候補の意思を固めたことが14日、分かった。15日に福島市で会見し、正式に表明する。
熊坂氏は福島民友新聞社の取材に対し「福島は原発事故からの復興が進んでいない。閉塞(へいそく)感を打破するためには知事が先頭に立って言うべきことを言わないといけない」と立候補への意欲を示した。さらに「福島こそ脱原発を強く訴えなければならない」とした。
主な政策としては、原発事故を経験した被災県として脱原発を掲げる見通し。原発事故に伴う健康管理や高齢化社会に備えるための医療体制の充実も政策の主軸とする方針。
知事選をめぐっては、現職の佐藤雄平知事(66)=2期=は進退を明言していない。自民党県連は元日銀福島支店長で、日銀神戸支店長の鉢村健氏(55)に出馬要請する方針。
(2014年8月15日 福島民友・県内選挙ニュース)
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